2011年1月31日月曜日

Visual Studio 2005 と .NET Framework 2.0 の寿命

 世間では Visual Studio 2008 や 2010 が .NET Framework の IDE として大活躍しておりますが、私は特にバージョンアップの必要が無かったので、未だに Visual Studio 2005 を使用しています。

.NET Framework 3.5 には .NET Framework 2.0 が含まれる為 .NET Framework 2.0 で開発したアプリケーションは .NET Framework 3.5 上でも動作します。従って、ターゲット環境が .NET Framework 3.5 の動作する Windows であれば Visual Studio 2005 でも開発が可能という事になります。

しかし、いくら開発が行えても MS のサポート期限が切れてしまっては安心して配布できません。.NET Framework のサポート ライフサイクルが、これまた複雑です。.NET Framework 2.0 のメインストリームサポートは今年 2011年4月12日で終了しますが、延長サポートは2016年4月12日まであります。
ところが .NET Framework 3.5 は Windows 7 に最初から含まれているので、ライフサイクルは Windows 7 に準拠します。Windows 7 のビジネス向けエディション(Professional, Enterprise)の延長サポートは2020年1月14日まであるので、実質これが .NET Framework 2.0 アプリケーションの寿命となります。

とはいっても、来年には Visual Studio の次期バージョン 2012? か 2010 にバージョンアップする予定です。

余談...今さらですが、今度 Visual Studio 2005 extensions を入れてみようと企んでます。

--2016.02.15
Windows 10 も Windows 8 同様 .NET Framework 3.5 が同梱されています。Windows 10 のサポート期限は2025年10月14日になります。これにより .NET Framework 2.0 の実質寿命も同日まで延長されております。

■参考リンク
.NET Framework デベロッパー センター:.NET Framework のサポート概要
Wikipedia:Microsoft Windows 7 サポート期限

■関連投稿
.NET Framework のサポート期限
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