数100件程度の簡単な名簿を Excel (エクセル)等で管理している人は多いと思います。それを活用して年賀状の宛名を印刷したり、会社であれば宛名シールを印刷したり、などなど。
低予算で、その名簿と地図を連携させる方法はないものかと、相談を受けて色々と調べてみました。
真っ先に思い浮かぶのが Google Maps (グーグルマップ)です。名簿の住所を API に投げてやれば出来そうな感じです。ただ商用のPCソフトウェアから Google Maps API を利用するのはライセンス上問題がある様で、そういった場合は Google Maps API Premier の契約が必要になるらしいです。Google Maps API を無料で利用する為のキーワードは『地図自体を、いつでも、誰でも、どこからでも、無料で利用できる状態』との事でした。
ホームページを公開して、そこに複数住所を入力して Google Maps API を利用するのはライセンス上問題はない様です。ネットを検索してみると、そういったサービスを提供しているホームページが幾つか見つかりました。ただ、Google Maps 以外のサーバーへ個人情報を送信するのは避けたいという人もいると思います。
個人情報の流出リスクは抑えたい、となるとネット上のサービスは使えません。ゼンリンなどの地図 DVD を読み込んで表示する方法になります。それを自前で開発するとなると低予算という訳にはいきませんが、ゼンリンのホームページを見ていたら『ゼンリン電子地図帳Zi13』なるソフトがありました。価格も14,700円という事で、これで行けそうな感じです。
なお Google Maps API のライセンスについては Google Enterprise Japan 公式ブログに詳しく書かれています。
■参考リンク
Google Enterprise Japan 公式ブログ: Google Maps APIとGoogle Maps API Premier(有償版)の違いについて
ゼンリン電子地図帳Zi13(機能紹介 - データ展開機能:CSVデータ取り込み機能)
ゼンリン電子地図帳Zi14(機能紹介 - データ展開機能:CSVデータ取り込み機能)